宣教ニュース

主の家をいっぱいにするために ドナ・ジェニングス師

「あなたの国のお医者様で、私の娘を治療できる人をご存知ありませんか…。」 母親は生まれつき知能と身体に重度の障がいを持つ七歳の娘を抱きかかえ、不安と恥ずかしさが入り混じった表情でこう尋ねました。当時私たちは東南アジアのある国に住んでおり、この家族は私たちが住んでいた所から通りを隔てた向かい側に住んでいました。そしてある日、何とか私たちに助けてもらえないかと、藁にもすがる思いで訪ねて来たのです。彼らは地元の医者に誤った診断をされた上に高額の治療費を負わされていました。しかも少女の障がいの原因について、周囲の人たちからは心無い噂まで立てられていたのです。 国連によれば、アジア・太平洋地域では六人に一人が何らかの障がい(知覚、運動機能、知的、精神)を抱えていると言われます。そしてアジア諸国は世界的に見ても障がい者人口の増加が最も著しいとされています。この統計結果の背後には障がい者の社会的・宗教的孤立、正しい診断・教育・健康ケアの欠如、つまり社会的・法的保護の欠如。また多くの場合深刻な貧困を伴う経済的問題、虐待が見られます。 [...]

遣わされ、今度は市川に  日 本 佐味湖幸

原稿を書いている今は一月末。一年で一番寒い時期を迎えています。七年ぶりに本格的な冬を経験しています。熱帯に慣れた体には、少々辛いですが、このニュースが皆様のお手元に届く頃には春の足音を聞いていることでしょう。 先日(一月二十日)、私の母教会の昭和聖書教会に菅家総主事をお迎えして、海外宣教礼拝を捧げました。ピリピ一章から主イエス様が再び来られる時まで、教会と宣教師が共に未完の働き、つまり世界宣教のために協力して働く必要があることを教えられました。また、その午後には福音交友会主催で私の第九期派遣式を行っていただきました。そこでも菅家総主事から出エジプト記一七章を通して、世界宣教は主の戦いであること、またとりなしの祈りについて説教をいただきました。寒い日曜日の午後、福音交友会の委員会や部会などがあり忙しい時ではありましたが、先生方や教会員の方々、また近隣の教会からもご足労いただき感謝であると共に、身の引き締まる思いでした。 [...]

収穫は多いが…  在英邦人ディアスポラ伝道 相馬裕美

クリスマスに日本人学生の紹介で知り合ったEさんは、一歳のお子さんと研究者のご主人と日本からやってきました。Eさんはあまり英語ができないのでイギリスでの育児は孤立していました。そんな時に出会ったので、お食事会に誘ったり、教会のイベントに誘ったりしました。英語ができずに孤立している人にとって「やさしく、ゆっくり話してくれる」教会の人たちはとても魅力的です。私が宣教師であることを話すと、「クリスマスは何の日なのか」「イースターとは何なのか」「そもそも聖書には何が書いているのか」などいろいろ聞いてくれました。日本だったらここまで信頼関係を結ぶのに結構時間がかかるのかもしれませんが、「イギリスに住んでいる日本人」というだけでお互いに心が開いてすぐに聖書の話ができるようになります。 [...]

村でのクリスマスとその後  カンボジア 今村裕三・ひとみ

今回行ったクリスマス集会では、ほとんどの人が「クリスマス」なんて聞いたことがない人たちでした。サンタクロースも知りませんでした。これまでのクリスマス集会では、本当のクリスマスの意味を伝えるのに、サンタクロースではなくイエス様、 またプレゼントをもらう集会ではなく、人類の救い主が来てくださったことを感謝するクリスマス、という話をする必要がありました。しかし今回はサンタクロースも商業的なクリスマスの事も触れる必要がなく、純粋にイエス様の御降誕の話を語ることがゆるされて感謝でした。 日本のある支援教会がクリスマスの綺麗な絵本を送ってくださったので、子どもたちも大人も大喜びでクリスマスのお話を聞きました(そのような綺麗な本を見たことがないのです)。クリスマス集会の後の子どもたちへのお話では、イエス様御降誕の話の復習をしながら聖書を続けて学んでいます。 [...]

宣教師からのバトンを受けて  日本 総主事 菅家庄一郎・容子

佐味湖幸師の派遣教会は南大阪に位置する福音交友会・昭和聖書教会という教会です。 ここで一月二十日佐味湖幸師派遣式が行われました。田辺聖書教会牧師の中村徹先生が司会をされ、私が説教をさせていただき、教職者で按手をし、佐味師を市川の地へ送り出しました。 福音交友会は戦後まもない一九四七年にアメリカから派遣された女性の宣教師たちによって始められた教会から生まれた教団です。それから七十年後の現在、福音交友会からは一組の家族がアフリカに派遣されていますし、佐味宣教師はOMF宣教師としてフィリピン、シンガポール、日本と働きを続けています。宣教師によって教会が誕生し、今度はその教会から宣教師が海外に派遣されること、まさにこれがOMFが目指している働きであることを改めて思い、宣教の主の聖名を崇めました。 牧師である安西幸男師は派遣式の中で言われました。「佐味師はがんばりやさんなので倒れないように。これからはあらゆるところからあらゆるところへ宣教師が派遣される時代。日本も含む全世界で異文化宣教が重要になる。佐味師が今学んでいる異文化についての学びが総主事の働きの中で生かされていくと信じる。」 [...]

コーワーカー  日本ディアスポラ伝道 横山好江

ディアスポラ伝道部にはコーワーカーと名付けたボランティア制度があります。OMF内外との協力関係を大切な働きの骨子としていますが、OMF以外でディアスポラ伝道に携わっておられる方々と良い協力関係を築きながら、共に働きを進めたいという願いの表れです。 [...]

イエス様の思い 国内主事 伊藤めぐみ

一月上旬、息子と二人で「くるくるMEBIG体験セミナー」に参加してきました。このセミナーは私の出身教会でもある、北海道の愛隣チャペルキリスト教会が主催しているものです。中高生対象で、愛隣チャペルのくるくるMEBIG(中高生科)を体験できます。二年先まで申し込みがいっぱい、という大人気のセミナーに、キャンセル待ちを経て今回初参加できました。 集合場所の空港で、いきなりゲームタイム「Youは何しに札幌へ?」に始まり、本気雪遊び、スプレー・アート、バブルサッカーなどスケールの大きい遊びが盛りだくさん。食事も朝ラー(朝からオリジナルラーメン)、ガチャ朝ごはん(ご飯のおかずをガチャで引く)、自分でトッピングできる今話題の「でぶぱん」などなど中高生のツボを押さえたものばかりでした。 そして何より素晴らしかったのは、期間中にもたれた礼拝や集会における恵みの数々。心から主を讃美し、み言葉をいただき、神様の前に決心の祈りを捧げました。 [...]

パヤオ聖書学校の始まり(二) タイ ミェン族 有澤達朗・たまみ

この証しは『神の誠実―中国奥地伝道団とOMFの物語』(二〇一四年)からの部分訳です。一九六〇年代後半、タイ北部に聖書学校設立の必要が認識され、場所探しに出かけた英国人ジョン・デービス宣教師は…。 (百三十七頁)土地所有者のブンスィン・ブンカム氏を訪ね、こちらの意図を伝えると、彼は賃貸契約書を草稿してくれた。署名する前に私はOMFの代表から許可を求める必要がある。そして承諾を得て再度ブンスィンさんに会いに行った時は夜だった。彼はすでにあの酒を何杯か飲んでいだ。ニヤニヤしながらべらんめえ口調で「十年貸したら返してもらうぞ」と言う。「二十年」とお願いして契約書では合意したはずなのに話がちがうではないか。こっちの出費で整地して校舎を建て、十年で彼に返すなど割に合わない。しかし初めから私を欺くつもりだったのだと分かり、失意の底へ突き落された。署名せずに私は帰宅した。 [...]

最後の希望 -S師-

クン姉は東南アジアのある都市の郊外で小さな家の教会の牧会をしています。ある日、彼女はその都市の中央病院を訪ねました。入院しているがん患者を訪問し、彼らを霊的な側面で支える働きができないかと思ったのです。感謝なことに、病院側はそれを許可してくれました。この国ではつい最近まで、公共の場で伝道すれば二~三日間は拘留されるのが普通だったことを思うと、彼女の喜びはなおさら大きかったのです。 さっそくクン姉と家の教会のメンバーたちは病院を訪れ、キリストにある希望を伝え始めました。さらにその家族たちとも知り合い、いよいよ末期となり家で最後を迎えるため患者が自宅へ戻った後も、患者と家族のために様々な手助けを続けました。このような教会員たちの働きを通して人々はキリストの愛を感じ、その中から生ける神を信じる人々が多く起こされていきました。 [...]

リーダーとして成長する  日 本 佐味湖幸

毎年十二月初めに、シンガポールの国際センターでリーダーの任について間もない人や、これからリーダーになる人たちのためにリーダー訓練会が行われた。今回、日本からは菅家総主事夫妻と私が参加し、全体で約四十人近くの参加者だった。毎朝のデボーションでは、ダニエルの生涯からリーダーとして相応しい人格、霊的資質など様々なことを学んだ。その後、様々な課題に沿って研修、話し合いの時が持たれた。人格、霊的面の訓練、成長とともに、人を導き、組織を導くスキルの面でも訓練され、成長しなければならない。OMFのトップリーダーたちは主に忠実に、そして謙遜に自分の下で働く人たちを励まし、導き、各部署のリーダーたち、そして次世代のリーダーたちを育てることにコミットしている。リーダーは孤独になりがちだが、先を歩んで手を引いてくれる人たち、また、共に励まし合いながら歩むことのできる人たちがいることを感謝したい。 [...]

バーミンガム学生伝道の広がり  在英邦人ディアスポラ伝道 相馬裕美

バーミンガム大学の学生伝道が進んでいます。先日行ったカレーナイトの進行はCU(クリスチャンユニオン)の学生たちがやってくれました。私がカレーを作り、CUの学生が会をリードするという理想的な集会となりました。CUの学生が今年から留学生用のアルファーコースを始めます。日本人学生がこのコースに来てくれたらいいなと思います。私が日本人学生を(日本食で)集める→CUの学生が伝道するという形ができて来ました。 [...]

0