転換期に東アジア人宣教に参加する ーOMFグローバル集会に参加してー OMF日本委員会委員 柳沢美登里

OMFグローバル集会でフン師から第11代目総裁の役職を引き継いだチャン師(左から2人目)
OMFグローバル集会でフン師から第11代目総裁の役職を引き継いだチャン師(左から2人目)

昨年11月末、タイで開催されたOMFグローバル集会にOMF日本委員会の委員として参加する機会が与えられました。OMFは東アジア人への宣教の思いを共有する世界中の人々と宣教協力をしています。OMFの各地域リーダーたちが集合する今回の集会に、転換期の期待をもって臨みました。

あるおば様のお証しから

私の心に深く留まった場面をご紹介します。壇上に登場したおば様は、日本でもどこにでもいそうな女性でした。中国系の宣教師が多くなったOMFですから、そのつもりで話を聞き始めるとモンゴルの方でした。行き先はアジアの某国とのこと。短期宣教に出かける乗り継ぎ空港での出来事から主の導きを証しされたのです。私は約18年前、宣教の扉が開かれて15年ほどのモンゴルを訪問したことがあります。それから20年も経たないうちに、若くもなく(失礼!)、どこにでもいそうなモンゴル人のおば様が、「主イエスに示されたから」と某国で起業の確認をする短期宣教の旅に赴かれたのです!先はわからないけれど主のみ手を信頼して出かける。モンゴルでの宣教が始まってまだ30年ほどです。そのなかで、普通のキリスト者が主の導きでまだイエス様を知らない、でもチベット仏教という共通点があるその国の人々のもとへ自分の仕事を通して出かけ、宣教の突破口を探そうとしていたのでした。信仰の父アブラハムが21世紀に生きていたらこんな風に歩むのかな、と思わせるような証しでした。

このモンゴル人おば様の証しは、現代世界の宣教現場の象徴と思わされました。今、世界中のほとんどの国々、言語族、少数民族のなかにイエス様を主と告白するキリスト者が起こされています。新しくイエス様に出会い、救い主と受け入れたキリスト者たちは、イエス様が自分にしてくださったことを他の人に伝えるようにと教えられます。何よりも導き手である主ご自身に期待し、信頼することを励まされます。そして、導かれる地に出かけていくのです。

ディアスポラへの働きの重要性

今までは宣教困難地域・国と言われていたところから、グローバル化の恩恵で国境を越えて留学や仕事の機会を求めて移住する人々が非常に多くなりました。そこでイエス様のことを聞き信じた人々が、SNSなどを通して母国にいる人々や同じ地域出身の人々に伝えます。この状況から、もともとの生まれた地域から出て外国にいる人々であるディアスポラへの宣教が非常に重要だと、今回の集まりでも強調されました。世界中の人々が自分の生まれた土地にずっと暮らすとは限らない。現代は国境を越える人の移動が加速し、流動的になった世界なのです。

世界宣教の転換

このように変化した世界の宣教では、どこの国のキリスト者とも新しい形で協力することを求められます。80年代半ばに、私が「世界宣教」を学び、チャレンジを受けた時代は、「イエス様に出会い従った人々の地域から、ほとんどの人がまだイエス様を知らない地域へ派遣される」という一方通行の考え方だったと思います。しかし、21世紀の今は、「宣教」という用語は「協力」という言葉と結びつけることが欠かせなくなりました。どこの地域でも、イエス様に出会い、イエス様を伝えたいと願う人が起こされています。ある人は主に示されて他の地域に出かけ、またある人は自分が暮らしてきた地域に住むようになった異文化の人々と出会います。こうして現代の宣教は、さまざまな地域や文化出身の主の民が共に主に仕えるという「宣教協力」によって、福音を広げ深めるという姿に転換しているのです。

今回のOMFの集まりでこの転換をさまざまな集まりや報告で聞きました。私にとっては主が現代世界でしてくださっていることを確認する貴重な集いに参加する恵みの機会でした。

被造物ケアへと押し出されて

さて、今回、新総裁として紹介されたジョセフ・チャン師の就任メッセージ「踊りながら未来へ向かおう」では、弟子づくりの中核として、「被造物ケア」は宣教に欠

ジャスミン師と
ジャスミン師と

かせないと指摘されました。私は2022年秋、「アジア2022」というアジアの福音派教会、神学協議会、そしてアジア・ローザンヌ運動が共同で開催したタイでの会合で不思議な出会いを経験しました。空港で指定されていたはずのバスで座席がいっぱいになったから?と、私と共に取り残され組になったもう一人の女性は、ジャスミン・クォン師というカナダからのOMF宣教師で、フィリピンで「被造物ケア」の啓発活動を行っているカタリストだったのです。結局、バスを待つ間、そしてバスに乗ってからも5時間以上、彼女から「被造物ケア」への導き、情熱、直面しているテーマを伺いました。私にとっては、2015年以来、心に留まり続けていた「被造物ケア」への関わりに、彼女を通して神様が押し出されているように思えた時間でした。

神の国の拡大と進展のために

東アジア人宣教は、多くの民族、言語の人々が協力して展開していく可能性に満ちています。そのような東アジア人宣教にワクワクしながら、「神の国」の広がりと深まりのために私も共に労する思いを確認させていただいた貴重な集会でした。そして、日本のキリスト者の祈りと参加も主が期待しておられることを、ひしひしと感じる時間でした。
日本のOMF支援者の皆さまと共に、東アジアの人々のなかで「神の国」が広がり深まるようにさまざまなことを教えられ、祈り、労していくことを心から願います。この機会を心から感謝して。

 

【お祈りください】
■新総裁を迎えたOMFがこれから行う宣教協力を、主が豊かに祝福してくださいますように。
■主が日本の教会とともにOMF日本ホームサイドセンターを用いてくださり、東アジア人宣教がみこころにそって恵みの中で進められますように。
■OMF日本ホームサイドセンターの佐味総主事と日本委員会が、激変期の時代に主に聞き、適切な判断を下せますように。

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