二つの村での出来事  カンボジア 今村裕三・ひとみ

サムクイ村の引っ越ししたスキさん宅で集会を再開しました。といってもスキさん家族のみです。これまで集っていた子どもたちは遠すぎて来ることができません。それでも隣の家の子どもが集ってくるようになりました。クメール語を理解しない子どもから大人までをカバーするのが難しかったのですが、新しい家では、まずはスキさん家族のみ。じっくりと関係を深めることができます。お父さんはまだ完成していない家作りに忙しくしています。字が読めないお母さんと次女のチャンティーさん(中二)と末っ子のソーリーちゃん(小三)だけです。字がキチンと読めるのはチャンティーさんのみ。数カ所聖書を読みながら、創世記からイエス様の話を追っています。天地創造から罪のところまで進みました。

以前は、小学校低学年の子どもたちが多かったので、子どもたち向けの絵を使ったお話をしていました。その時はチャンティーさんはつまらなさそうでしたが、今回は逆で、チャンティーさんが興味深く読み進め、ソーリーちゃんは字がまだ十分に読めないのでつまらなさそうです。お母さんは質問に答えることもなく、私たちの会話を聞いています。

学びの最後にはいつも、この話を誰に伝えたいですかという質問があります。ソーリーちゃんはいつもお母さんに、と答えています。聖霊が彼らの心に光を照らしてくださり、この家族に明確に福音が届きますようにお祈りください。(裕 三)

ソッケーン宅での家庭礼拝の様子

ソッケーン宅での家庭礼拝の様子

政府からのお達しで、十人以上の集会の自粛のため教会学校はお休みですが、トロペアンベーン村のソッケーン兄宅の家庭礼拝と子ども礼拝は続けることができ感謝です。加えて隣家(…と言っても約二百メートル離れています)に出張教会学校をしています。二軒一緒に集まっても十人以下なので、一緒に出来たら私は楽なのですが…。それは人間的な考え方で、神様は違う視点を持っておられました。それは未信者の親にも聖書を語る機会が与えられている事です。毎回、場所を選んで親の近くで教えています。この家は、以前子どもを教会学校へ行かせるのを親が止めたので、私が親の許可をもらい毎週通い、子ども達を教会学校へ連れて来ていたロアット君、ティーア君兄弟のお家です。親はお店をしているので、接客で全部のお話を聞いてもらえない時もありますが、好意的な態度に変化してきました。お祈り感謝です。

ロアットくん宅での出張教会学校にて

ロアットくん宅での出張教会学校にて

そんな中、こんな事がありました。時々、ロアット君の家の洗濯を手伝いに来るドムさん(娘は教会学校に来ています)が、一緒に教会学校に参加してくれました。「欲張りな金持ち」のお話の後…そのドムさんが私に「息子(八ヶ月)に牛乳を買って欲しい」と言われたのです。その場に居る子ども、ロアット君の親、みんなが私の答えを待っています。緊張しました。ドムさんに理由を聞くと、母乳は沢山出ているが、仕事中の時に栄養の高い牛乳をあげたいからと言われました。大して高価なものでもないので買ってあげても良かったのですが、私には買いたくない理由が二つありました。一つは、カンボジアの田舎では砂糖無しの牛乳を田舎では買えず、砂糖入りを八ヶ月児にあげてしまうのは健康に良くない事、粉ミルクを買ってあげると、それを衛生的に作り続けることが環境的に難しく、逆に健康を損ねやすい事です。二つ目は、ドムさんは過去に教会へ金銭的な援助を期待して行っていたことがあり、私達にもそれを期待している事を薄々感じていたからです。

私はドムさんに、赤ちゃんの栄養の問題をカンボジアの多くの人が理解できていない事などを交え説明して、その質問をしてくれた感謝を言い、牛乳より母乳をあげて欲しい、それが赤ちゃんにとって一番良い事だからと言いました。ドムさんの家は貧しいですが、子供のおやつを買えないほど貧乏ではありません。ドムさんは分かったと言いましたが、内心は分かりません。全ての事を働かせて益としてくださる神様が導いてくださり、いつかドムさんが本当の信仰を持つことができるようにもお祈りください。(ひとみ)

【祈りの課題】
1.OMFカンボジア代表の仕事とストゥントラエン州での奉仕のバランスをうまく取りつつ、霊肉の健康に留意することができるようにお祈りください。
2.サムクイ村の新しいスキさん宅での集会が祝福され、スキさん家族が主を信じることができるようにお祈りください。
3.ソッケーン兄とサオピア姉の信仰成長と3人の子どもたちの救いのために。

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