関西聖書神学校 タイ短期宣教旅行の証(2)

―三年 篠原聖子―
二〇一九年七月八日午前から関西国際空港を発ち、鎌野直人校長と神学生六名はバンコク、チェンライへと出発しました。

バンコク、ワット・プラケオ

バンコク到着後すぐに目に留まったことは、空港から駅、そして道路や建物の中のいたる所に国王の写真が飾られていることです。また、黄色のシャツを着ている人が町や村中に沢山おり、初めは何かイベントがあるのかと思いましたが、そうではありませんでした。黄色はタイの国王カラーであり、皆それを意識しているものであるようです。クリスチャンであっても黄色の服を着用しますし、国王の写真も家の室内に飾られています。タイの国民にとって、王様の存在は宗教が異なっていても重要である事が分かりました。日本のように目に見えないものを純粋に信じる事が簡単な国ではないことを思わされました。目に見える形で金色に輝く建物や仏として町や村中にあること、また王の存在、これらはタイの人々が心から純粋にイエス様を受け入れ、信じることの妨げとなってしまっている様に感じました。しかし、キリストの御業がこの所からも成されていく事を祈り続けたいです。(エペソ一・一五~二三) 世界宣教の現場を目視して、主の偉大さを改めて実感しました。

―一年 若山翔也―
私は今回の宣教実習で、宣教師という存在について学ばせていただきました。それまでの私は、宣教師とは何か特別な賜物のある、選ばれた人たちだけが成しえる働きだと思っていました。確かに、現地の人々の言語を覚えるという能力は必要ですが、基本的には日本国内の牧師や伝道師が行っていることとそれほど変わらないのかな、と思いました。私が思うに、宣教師とは「遣わされたところで神様と人とに仕え、その土地の人々がキリスト者へ変えられていくよう祈り、生活のすべてを神様に委ねる」存在なのだと思います。

今回の宣教実習を通して、私は日本においてどのような働きができるのか、と考えました。この宣教実習で印象に残ったのは有澤先生の人に仕えるという姿です。有澤先生は教会員の方々一人ひとりの声に耳を傾け、子供たちに仕えておられました。有澤先生は目の前にいる隣人を本当に大切にしておられるのだなと思いました。私は、福音を伝えることと生き方は切り離せないと思います。私は将来、牧師や伝道者としてみことばを述べ伝える者となれたら、と思っていますが、教会に来る一人ひとりに仕え、同じ視点に立って祈り合えるよう努めていきたいと思います。

―二年 栗本佐和―
チェンライに着いた翌日、プレーヤーウォークをしようとメコン川を前にした時のことだった。自分でも驚いたことに、言葉がひとつも出てこなかった。タイのために、向こう岸のラオスのために祈るには、自分にはあまりに多くのものが不足していたからである。「ここまで何も出てこないのか」とショックを受けつつも、これがありのままの自分の姿なのだということを知らされ、取り繕うこともできず、そのことを受け止めるしかなかった。

チェンライ空港にて

そんなことを感じていた時、静かに行き交う船を眺めているとひとつの景色が浮かんだ。イエス様が船に乗って進まれる光景だ。イエス様は、嵐の中でゲラサの地方へ出かけて行かれた。それは、人々に疎まれ、暗い墓場で自分を傷つける一人の男性に会うためであった。多くの人々でもなく、伝道しやすい人でもなく、まだ出会ったことのないあわれなたった一人の魂を求めて。
有澤達朗先生、たまみ先生のお話にあった「人々が行きたがらないところへ」という言葉がとても印象に残っている。愛もない、知識もない自分だが、嵐の中でも主の前に正しい道に進むことができるように祈っていきたい。

―二年 名越綾子―
二〇一九年七月八~十八日までの十一日間、タイに行きました。特に私は、パヤオでの神学生との交わりが印象深かったです。

前もって、タイは王国であるので、王様と神様の複雑な問題があること、タイの人々は外側はきれいに繕うが、内面はそうではないと聞いていました。しかし私は、タイの人々の良い面を沢山見ることができました。特に、タイの人達は祈る姿勢がとても敬虔でした。祈り方を見て、神様への敬虔な心を感じました。

パヤオの神学生の中には、勉強熱心な人もいました。毎日朝四時から起きて勉強をしたり、夜も遅くまで勉強をする人がいました。生きるためには学ばなくてはならない、という精神が強いのかもしれないと思いました。

私がこれらのことから特に教えられたことは、どんな人でも心と、持てる物全てを用いて人をもてなすことと、神様のためにも、生きるためにも本気で勉強しなくてはならないということです。

今回、パヤオ神学校の歓迎の仕方は、握手→積極的に話す→歓迎のプレゼント、帰りはハグなどでした。もしかすると、外面を美しく繕うためだけなのかもしれませんが、タイの人達は自己犠牲の中で温かく歓迎してくださったので、とても感謝でした。

 

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