主の十字架を見上げて  カンボジア 今村裕三・ひとみ

昨年三月の日本滞在時の健康診断で異常が見つかり、一年後の再検査が必要と言われました。その時は自覚症状は全くなく、カンボジアの酷暑は四月なので、その暑い時期に日本に帰れるのが嬉しい!とチャッカリ思っていました。今年の結果は「悪性化は認められないが、一年後の再検査が必要」との事でした。お祈りくださった方々に感謝申し上げます。

今回日本へ行く前に、先月号に祈っていただいたソッケーン家族の揉め事があったので、暑いのは逃れたいが(今年は

例年より暑い)、ソッケーン家の事を考えるとストゥントラエンを離れたくないと思いました。しかし宣教師が宣教地にいたいと固執する時に、神様は「あなたがいなくても私の宣教は進む」とよく言われるなぁ…などとも思いました。

そんな時にある教会学校の小学校五、六年生のお友達からお手紙をいただきました。その中に約五年前にもお手紙をくださり、今は高校生になった方からも励ましをいただき、さらに嬉しかったです。彼らは(映画「炎のランナー」「最後のランナー」の)エリック・リデル師を学ばれ、宣教師にお手紙を送ってくださることになったそうです。私はリデル師に比べると、まだまだゆるい宣教師だと思い、お手紙を頂いて身が引き締まる思いがしました。お祈り感謝しています。

ここまで書いたところで、同僚宣教師のウォンイル師(三十八歳、韓国人)が病のために急死されたと連絡を受け、彼の家に駆けつけました。目を開けることのない彼の身体に触って死を確認しても、なお信じられずにいます。彼は若い頃に短期奉仕でカンボジアに来られ、その後聖書学校で学び、奥様と一緒にカンボジアに戻ってきてくださった、お世辞抜きに将来を期待されていた器でした。彼のご家族、特に妻のユージーンさんの慰めのためにお祈りください。(ひとみ)

召天されたウォンイル師(左端)

召天されたウォンイル師(左端)

三月下旬からシンガポールのOMFセンターで行われた宣教師訓練分野の三つの会議は、祝福のうちに終わりました。国際的な団体に属して異文化の土地で働くためには、自分を先ず知り、相手の文化を知りながら働く必要があります。しかし言うは易く行うは難しです。近年ではアフリカ、東欧、ラテンアメリカからもOMFに宣教師が送られるようになってきました。異文化の同僚とうまく働くのは神の国の前味であると同時に、現地の人たちにとっても驚きです。以前、韓国から派遣されている宣教師と働いていましたが、現地の人から「君たちは仲の悪い国同士なのに、どうして一緒に仕事ができるのか?」と聞かれたことを思い出します。イエス・キリストの十字架によってというのが答えです。

急死したウォンイル師は、二〇〇五年にカンボジアに短期宣教師として来られました。その後もカンボジアを愛し、神学校で学び、教会で奉仕し、しかし長期の宣教師として戻るには結婚してからとずっと思っておられたそうで、結婚されてカンボジアに戻ってきました。短期宣教師として来られた頃から十数年経っていました。そして一年半あまりで彼は奉仕を終え、天に召されました。彼の周りにはいつも子どもたちや人がいるような性格で、仕えていたところでも人を愛し、人に愛されていました。また一人、優秀な働き人が天に召されていきました。私たちは今その喪失感の中にあります。イエス・キリストの十字架を見上げていきたいと願います。(裕 三)

【祈りの課題】
1.サムクイ村での伝道の働きのためにお祈りください。福音に心を開く方が起こされますように。スキさん宅での集会が祝されますように。
2.6月24日~28日までOMFカンボジアの年会です。主講師のマーク・チャプマン師の御言葉の解き明かしが祝されるように。子どもプログラムの奉仕のために来られる短期宣教師の一人、中村兄の働きのためにお祈りください。

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