ミェン語聖書録音再開 タイ ミェン族 有澤達朗・たまみ

主の年二〇一九年、明けましておめでとうございます。今年も神様の働きに期待し従って歩んでいきたいと願い祈ります。

ラオスイップ教会、収穫感謝礼拝後、作物や鶏をオークション。収入は教会活動費へ

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年が明けて、中断していた働きが再スタート。ミェン語音声聖書作成は二〇〇八年にアメリカのミェン教会から計画が示され、二〇一三年二月からタイで新約聖書の録音が始まり、全体で十年経過(二〇一三年四月号参照)。アメリカのミェン族教会が「何としても八月までに完成させたい」と押して来たのです。

タイでは責任者が解任され、作業は中断したままでした。そこで私たちが引き継ぐことに。主人は監督としてこれまで録音の済んだ十書の検査、未編集の十三書の編集、手付かずの六書の録音を導きます。

私は検査聞き取りの役で、録音を聞きながら印刷された聖書をにらむ仕事。読み間違い、息継ぎや間の取り方が良いかどうか、読む速さが一定しているか、発音が正しいか(タイ語なまりが混ざっていないか)などのチェックです。それに基づき必要であれば朗読者を呼び戻して再録音。この工程を繰り返していきます。これには細心の注意が必要で、今までミェン語のスペシャリストで聖書翻訳者、カナダへ引退したバージェス師が引き受けてくださっていましたし、今も時間がある限りしてくださっています。ですが、年齢的にも身体的にもこれ以上負担を掛けられない、とミェン族教会協議会が判断し、私たち夫婦に話が来たのでした。

やるしかないのですが、正直私は困りました。なんといっても性格が大雑把で、言葉の面で緻密さにかける私がどこまでやっていけるかと。その点主人が一緒なので、主人を助ける事に集中するつもりです。どうぞこのためにお祈りください。お願いいたします。 (たまみ)

嬉しいニュースを三つ。年末に「タイ国用ミェン語共通文字普及に重荷を持つツァンメン兄」を紹介し、お祈りをお願いしました。主は祈りに応え、ツァンメン兄の呼びかけで、特別にそのために祈る会が始まりました。毎週月曜の午前五時、自宅で遠方の同士と心合わせ祈ります。牧師二人、教会役員三人と、私たち夫婦で始めました。それに日本のOMF宣教祈祷会から一人が加わって、日本時間の七時に祈ってくださっています。百年後もタイでミェン語が活発に機能し、ミェン教会が宣教に励んでいるとすれば、この祈り会のゆえでしょう。

二つ目の楽しい出来事は『使徒信条』の学びが始まったこと。三か月前、信条、信仰告白、教理教育(カテキズム)の学びが始まるようにと、お祈りをお願いしました。木曜日の夜、近隣のミェン族牧師夫婦、ミラクル寮のスタッフが集まって、五人と私たち夫婦で英会話の学びをしてから、『使徒信条』を英語で学びます。将来、彼らと共に『ウェストミンスター小教理問答』や『ハイデルベルク信仰問答』をミェン語へ訳し、最終的には『ミェン教会信仰問答』を独自に作ってもらうことが目標です。ミェン教会が百年後も福音を変質させず、忠実に宣教に励むためにはこれが必要だと思います。

さらに、これによって説教が変化するように願います。説教が聖書の私的解釈による単なる励ましや感動的な例話になる傾向に対抗するため、去年はミェン語聖書講解説教(移動)塾が始まりました。また、仏教国であるタイで、その背景からクリスチャンになった牧師たち(そしてそのような牧師から影響を受けたミェン族)の説教は、単なる道徳講話になる傾向がありますが、これを防ぐために信条・信仰告白文・教理を説教に含めることが必要です。道徳を説くのではなく、神学のある説教を語らなければなりません。始まった学びによって、そのような説教者が増えるように祈ります。

第三の喜びは、新しい宣教師が来た事。フランス在住のミェン族が来てくれました。スイスの神学校を卒業しフランスでモン族教会を九年、フランス人教会を十八年牧会した後、タイのミェン族への召命を受けた人です。ミェン教会協議会事務局(ミラクル寮敷地内)へご夫婦で挨拶に来られました。フランスでの二十七年の牧会経験に敬意を表しつつ、協議会議長のジェット師とアドバイザーたちは、かなり突っ込んだ教理面と宣教方針に関する面接をしました。「定年までの五~六年をミェン族としてミェン族のために捧げたい。『わたしの羊を牧しなさい』という御声を脳裏から消し去ることができない」との証しに一同感動。フランスの教会の祈りの後押しにも、私達は御霊の働きを認めることができました。

ミェン族の人口が多く、働き人の不足しているナーン県で、既存のミェン教会と協力して宣教に従事していただくことを合意しました。(達 朗)

【祈りの課題】
1.新約聖書の録音で、編集と音楽挿入の終わった10書の検査聞き取り作業を1月から開始。録音がまだ終わっていない6書を早めに行えるように。アメリカ・ミェン教会担当の旧約聖書を含め、全体が7月に完成し、8月に完成感謝礼拝をすることができるようにお祈りください。
2.百年後もタイでミェン語が生き残り活性化するように、月曜午前5時に祈るミェン族のグループができたことを感謝。同様の熱意で教会のリバイバルのために祈るグループも起こされますように。

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