「世界宣教、私には関係ない?」(後編)ーOMF150周年福岡宣教大会よりー デイビッド・ファーガソン師

(先月号に続く)二番目の問いは「誰が世界宣教と関わるでしょうか」です。世界宣教に興味がある方々だけの話でしょうか。いいえ、私たちがイエス様の弟子ならば、マタイ二十八章のイエス様の命令は私たちのためのものです。全ての人が宣教師になるわけではありませんが、全員役割があります。世界宣教は教会が関わるべきものです。皆様の教会からご自分の教会員を派遣する用意があるでしょうか。役員や牧師を派遣する用意があるでしょうか。日曜学校や聖書の学び、または交わりなどの内へ向かうフォーカスもとても重要です。でもそれらが全てだったら、教会にバランスが欠けてしまうのではないでしょうか。外に向かうフォーカス―地域伝道、世界宣教―はあるでしょうか。

説教中のファーガソン師

説教中のファーガソン師

このマタイ二十八章は日本人の信者のための命令でしょうか。または西洋人、韓国人、中国人のための命令でしょうか。現在アフリカから、南アフリカから、アジア―特に中国と韓国―から宣教師が派遣されています。これからさらに日本人が立ち上がり、宣教師として外国へ行ってほしい、これは私の祈りです。日本の教会はまだ小さいということはよく理解しています。でもその時が来たのではないでしょうか。日本人の信者への神様の導きは何でしょうか。世界宣教において日本人には本当に重要な役割があると思います。

三番めの問いは「どこに行くか」ということです。答えは「どこへでも」です。今のヨーロッパはもはやキリスト教の社会ではなく、これから宣教師を派遣する必要があります。また、アジア、アフリカ、南アメリカ・・・本当にどこへでもです。「地の果てまで」です。確かに外国に行くことは難しいです。私たちは日本に来る前にいろいろ心配していました。日本語は話せるようになるだろうか、日本人は毎日おすしを食べるのだろうか、病気になるかもしれない、子供の教育‥‥、様々な心配事があります。宣教師になることは容易ではありません。しかし祝福もいっぱいあります。西洋人として日本に来ることには、チャレンジやつらいことがたくさんあります。でも私は変えられ、今も変えられています。そして本当に私達家族全員にとって、とても尊い経験になっています。

最後の問いは「どんなことをしたらよいか、どんなことをするか」ということです。イエス様は言われます。「行って弟子としなさい。」OMFのミッションステートメント「イエス・キリストのよき知らせの豊かさを、余すところなく分かち合います」は意味が広く、福音を伝えるだけではない、様々なことが含まれます。確かに皆が行くわけではありません。ある方は宣教のために祈ることが導きかもしれません。祈りは本当に重要です。またある人は宣教師を支えます。またある方にとっての神様の導きは祈り支えるだけでなく、「行く」ということかもしれません。心配はあるかもしれませんが、主は備え、支えてくださいます。

日本に来て半年後に妻はスキーの事故で膝を骨折し、三カ月間入院し、その後リハビリのためシンガポールに行かなければなりませんでした。大変でしたが、主が私たちを支えてくださいました。上の二人の息子が中学生になった時、インドの学校へ送り出しました。もちろん親として大変なことでしたが、主が備えてくださいました。仕事を辞めること、母国、家族から離れること‥‥。私たちは犠牲を払う用意があるでしょうか。自分なりの言い訳もあります。「仕事や家族があるから行けません。」「私は小さい者で何もできません。」確かに私たちは弱く小さい者ですが、「何もできない」と言うことは、聖書的な考え方ではありません。私たちの力は足りなくとも、神様は偉大な方です。神様は私たち小さい者を用いてくださいます。

最後に、士師記から二人の人物についてお話したいと思います。四章に出てくるデボラはイスラエルの女性リーダーでした。四章八節を読むと、戦いを前に「バラクは彼女(デボラ)に言った。『もしあなたが私と一緒に行ってくださるなら、行きましょう。しかし、もしあなたが私と一緒に行ってくださらないなら、行きません。』そこでデボラは言った。『私は必ずあなたと一緒に行きます。』」そして戦いの時、デボラはバラクに言いました。「さぁ、やりなさい。主はあなたの前に出て行かれる。」デボラはバラクを応援し、一緒に行き、励ましました。皆さんの中にデボラのような方がいらっしゃるのではないでしょうか。

もう一人の人物は有名なギデオンです。御使いがギデオンの所に行った時、ギデオンは「私は一番弱い、一番若い」と言います。しかし神様は「勇士」という言葉を使いました。なぜでしょうか。「わたしはあなたと共にいる」からです。そしてギデオンは主の力を受けて戦いに行き、勇士となりました。「わたしはいつまでもあなたがたと共にいます。」イエス様の約束です。

OMF150周年東海宣教大会にて

OMF150周年東海宣教大会にて

皆さん、私たちは今主の前にいます。私たちは全てを主にささげる用意があるでしょうか。神様はあなたに今どんなことを言われているでしょうか。皆さんの中にデボラのような方がいらっしゃるでしょうか。ギデオンのような方がいらっしゃるでしょうか。私は弱くて若く、何もできない、と考えておられるかもしれませんが、神様はあなたを用いられます。

一言お祈りします。神様、私たちの心を開いてください。私たちは確かに小さく、役に立たない者です。でもあなたは本当に偉大な神様です。私たちは喜んであなたの命令に従いたいのです。どうぞあなたの導きをお与えください。デボラのような者、ギデオンのような者を起こしてください。どうか日本人を世界に派遣してくださいますようにお願いします。全てをあなたの栄光のために。アーメン。

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